中国でサービスアパートメントやホテル事業、分譲マンションの販売開発に1980年代から携わってきた大和ハウス工業だが、中国政府がバブルを抑制するために規制が続いていたため一時開発を中断していた。
2017年末時点で2年前より不動産在庫が2割減ったことにより、地方政府主導の江蘇省省級開発区如東経済開発区の流れに乗り、6年ぶりに大型投資に踏み切った。
今年10月に江蘇省南津市で1,700戸のマンションを着工し、富裕層や中間所得層をターゲットに販売する。 南通市は中国東部の臨海部にあり上海や蘇州に1時間でアクセスできる立地にあり、中国で対外開放された14の臨海都市のひとつである。改革開放以来、既に1156社の日系企業が進出している。
南通市北部にある如東県は、豊富な風力エネルギー、太陽エネルギー、潮汐エネルギー等の自然再生可能なエネルギーに恵まれた場所である。
如東県にある江蘇省省級開発区如東経済開発区は軽工業、繊維、機械、電子、食品、農業牧畜資料等6大支柱産業が徐々に形成され、風力発電設備産業園、光田産業園、石油産業プラント産業園、自動車情報産業園等の専門パークゾーンも設立され、米、英、日本、タイ、香港、台湾等の10か国の企業が進出している。
イオンモール株式会社も、江蘇省を重点エリアとして2017年12月1日に南通市で初めて総合スーパー「イオン南通星湖店」をオープンした。
周辺にはオフィスや住宅を中心に、教育施設と公共施設の集積も進んでいるエリアであり、市内中心部よりつながる「星湖大道」と開発区内の「通盛大道」の2つの幹線道路が交わる交差点に隣接している。
イオンモールより東へ800mには、無料高架道路である「東方大道」出入口もあり、遠方からのアクセスもしやすい立地に建設された。2022以降にモールに直結して地下鉄1号線の駅の計画も予定されている。
南通市初となるコース全長400mの室内レーシングカートや1,400席・7スクリーンとエリア最大級のシネマ「中影国際影城」と、約100店舗の飲食専門店と新業態のレストランも揃え「お食事+@」の体験ができる。
エリア最大級のエンターテイメントモールとなり、緑を豊富に活用させた内装や近未来的なデザインで街を散策する感覚で楽しめる施設だ。