大田区で木造の「パークアクシス」着工/三井不G

三井不動産レジデンシャル(株)と三井ホーム(株)は、木造賃貸マンション「パークアクシス北千束 MOCXION」(東京都大田区、総戸数33戸)を18日に着工した。  

三井ホームが展開する木造マンション「MOCXION」の技術を採用し、構造材に最大限「木」を採用した。木材は三井不動産グループ保有林を活用し、建築資材の自給自足、森林資源と地域経済の持続的な好循環創出を図る。普及拡大段階の木造化技術を活用するプロジェクトとして2022年度国土交通省「優良木造建築物等整備推進事業」にも採択されており、BELS評価の「ZEH-M Ready」も取得予定。三井不動産レジデンシャルの賃貸マンションとして初となる国際的環境認証「LEED認証」も取得する計画。  

 

建物は、東急大井町線「北千束」駅徒歩4分に立地。敷地面積731平方メートル。木造(枠組壁工法)地上4階建て。間取りは1DK~2LDK、専有面積は28.12~54.95平方メートル。木造化により建設時のCO2排出量も約50%削減する。「MOCXION」で新規開発した高強度耐力壁を用いることで耐震性を確保しつつ耐力壁をスリム化し、有効床面積を増加。「高性能遮音床システム Mute(ミュート)」の導入により鉄筋コンクリート造と同等クラスの遮音性能を確保する。なお、住宅性能表示の「劣化対策等級」は最高ランクの3。  

 

オール電化と再生可能エネルギーの一括受電を採用することで、入居中のCO2排出量実質ゼロを実現。屋上には太陽光パネルを、外交部壁面には有機薄膜太陽電池を設置し、オンサイトでエネルギーを創出する。  

 

竣工は23年8月下旬の予定。