バリ島で高級アウトレットモールを開発/三菱地所

 三菱地所(株)は18日、インドネシア・バリ島で複合型リゾート開発を手掛けるPT Bali Turtle Island Developmentと共同で、ラグジュアリーアウトレットモール事業「(仮称)The Grand Outlet-Kura Kura Bali」に着手すると発表した。

 

 計画地は、敷地面積約4万7,047平方メートル。インドネシアの著名な観光地であるバリ島、バリ・ングラ・ライ国際空港から車で約15分のスランガン島内の複合型リゾート開発エリア「クラクラ・バリ」内に位置。同エリアは観光分野での経済特区エリア(KEK)として承認され、今後30年間で約950億円の投資と約10万人の雇用創出が見込まれている。

 

 建物は、延床面積4万8,221平方メートル、地上3階地下1階建て。店舗数は約150店舗、貸付面積は2万8,852平方メートル。(株)三菱地所設計と同社の在シンガポール子会社Mitsubishi Jisho Design Asiaがデザインアーキテクトを担当。「Bales」と呼ばれるバリの伝統的な家屋等から着想を得て、建物に地場産の火成岩やレンガ、ジャワ島で調達できるウリン(クスノキ科の広葉樹)の再生材等を採用する。海岸線に面した場所にはイベントスペース等を配置し、エリアのにぎわい創出にも取り組んでいく。

 

 総事業費は145億円。着工は2024年、竣工は26年春頃を予定する。