4月の新築戸建て、首都圏平均価格は引き続き上昇

 (株)東京カンテイは9日、2024年4月の主要都市圏別・新築木造一戸建て住宅の平均価格動向を発表した。敷地面積100平方メートル以上300平方メートル以下、最寄り駅からの所要時間徒歩30分以内もしくはバス20分以内、木造で土地・建物共に所有権の物件が対象。

 

 首都圏の平均価格は4,540万円(前月比2.5%上昇)と上昇。都県別では、東京都が5,401万円(同2.2%下落)と反転下落した。神奈川県は4,857万円(同0.7%上昇)と連続上昇。千葉県は3,695万円(同2.4%上昇)と3ヵ月連続の下落から上昇に転じた。埼玉県は3,789万円(同1.1%上昇)と反転上昇。東京都のみ下落したが、千葉県と埼玉県がそれぞれ上昇に転じたことで、首都圏全体では上昇率が拡大した。

 

 近畿圏は、3,665万円(同1.5%下落)と再び下落に転じた。府県別では、大阪府が4,038万円(同0.1%上昇)と3ヵ月連続で上昇し、4,000万円台を維持。兵庫県は3,654万円(同3.1%下落)と下落に転じた。京都府は4,154万円(同2.1%上昇)と反転上昇した。

 

 中部圏は3,384万円(同9.0%下落)と前月の反動で大きく下落。愛知県は3,538万円(同0.6%下落)と3ヵ月連続の上昇から下落に転じた。

 

 宮城県は3,387万円(同0.2%下落)、福岡県は3,626万円(同2.2%上昇)となった。