三鬼商事(株)は10日、2024年6月の全国主要都市のオフィスビル最新市況について発表した。
東京ビジネス地区(都心5区:千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の平均空室率は5.15%(前月比0.33ポイント低下)となった。既存ビルは大型の募集開始があった一方、大型の成約も見られ、また、新築ビルでは中規模の成約が進んだことから、地区全体の空室面積は2万6,000坪減少した。新築ビルの空室率は19.77%(同6.06ポイント低下)、既存ビルの空室率は4.89%(同0.08ポイント低下)。
1坪当たりの平均賃料は1万9,979円(同35円上昇)と、5ヵ月連続の上昇となった。
大阪ビジネス地区の平均空室率は4.23%(同0.15ポイント低下)。館内増床や拡張移転等、中小規模の成約が多く見られ、解約の動きも中小規模であったことから、全体の空室面積は約3,600坪減少した。新築ビルの空室率は26.15%(同変動なし)、既存ビルの空室率は3.81%(同0.16ポイント低下)。 1坪当たりの平均賃料は1万2,119円(同22円上昇)と5ヵ月連続で上昇した。